オーストラリアのお話、
「 カンガルーママのふくろ」
皆さんも知っての通り、僕は幼い頃からオーストラリアに住んでいます。そんなオーストラリアにも伝説がある事を皆さん知っていますか?オーストラリアの原住民、アボリジニの人々が「ドリームタイム」(夢の時代)と呼んでいる、とても古いお話しがあります。何と6万5千年前のお話しで、世界がどのようにして誕生しかたなどの面白い神話があります。終わりのない始まり、ドリームタイムは過去、現在、そして未来が繋がっていて続いていると今でも信じられています。
そして今日皆さんにお伝えしたい「ドリームタイム」のお話しは、How the Kangaroo Got Her Pouch「カンガルーママの袋」です。赤ちゃんをお腹の袋に入れるカンガルー、皆さんは動物園などで見たことありますか?でもカンガルーはもともとお腹に袋を持っていなかったらしいです。心の優しいカンガルーママは袋をどの様にして手に入れたのでしょうか?どうぞお楽しみください。
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絵本の詳細
作:オーストラリア、ドーリムタイムの伝説
翻訳:HIRO(絵本で英会話)
出版社:著作権無効
物語のあらすじ
「喜びを人に分かつ」本当の幸せとは、共用する相手がいるからこそ意味がある。
ある日、小川の辺りでカンガルーママと赤ちゃん(Joey)は毛づくろいをしていました。すると、お年寄りのウォンバット爺さんがヨロヨロと歩いてきました。でも、なんだかすごく悲しそうです。可哀想に思ったカンガルーママと赤ちゃんはウォンバット爺さんを美味しい草のある所へ案内してあげます。でもそこには、アボリジニの猟師がいてみんな狙われてしまいます!動物たちは助かるのでしょうか?
アボリジニの点描画(てんびょうが)によく描かれるカンガルー